こんにちは。
誠和キャピタル株式会社です。

今回は、群馬県の食品製造業O様との取引事例をご紹介します。

O様は食品加工業をメインに展開する創業20年ほどの企業様。これまでは、地元のスーパーを中心に製品を卸しており、決して莫大な利益を確保しているとはいえないまでも、経営は比較的安定を続けていたといいます。

しかし昨年10月の消費増税を機に、風向きは一変。

O社様の製品は大量生産ができないため、大手食品会社の製品よりも卸値が高額であり、各スーパーなどから価格引下げの要求が相次いだといいます。

O社様は、長年築き上げてきた取引先との関係性を維持するためにも、最低限の利益を確保できるくらいの卸値で承諾したそうですが、販売価格の上昇により、売り上げは好調期の1/3にまで減少。さらに材料費も高騰したことにより、経営はたちまち下降し始めます

食品製造

資金繰りの改善が急務となったO社様はコストの見直しを図り、まずは人件費の削減を断行。従業員の半数を解雇するにいたりましたが、それでも早急に資金を調達しなければ経営の維持は困難であると判断し、銀行へ追加融資の相談に出向いたそうです。

ところが、審査結果はNG
どうやら過去に銀行からの融資に加え、ノンバンクのビジネスローンを利用した経験もあるようで、代表者様はそれが問題視されたのではないかと推測されていました

補助金や助成金の利用も考えたそうですが、申請から実際に着金するまでの期間が長いため、現状においては適した手段ではないことから断念

そんな中で、知ったのがファクタリングだったそうです。

当社にご相談される前に3社ほど問い合わせをされたそうですが、担当者が横柄であったり、利用手数料が予想外に高額で契約を交わす決断ができなかったといいます。

当社はまず、O社様のリスクを抑えるためにも利用手数料が軽減される3社間ファクタリングをご提案。

融資

ただ代表者様は取引先との信頼関係を非常に重視されており、ファクタリングの利用を知られることを望んではおらず、当社とO社様の間だけで売掛債権を売買する2社間ファクタリングをご希望されました

利用手数料を提示すると、前回問い合わせをした他社よりも50万円ほど安値だったようで、利用をご決断。当社もO社様の現状を慮り、即日での審査から着金までを完了させることをお約束しました。

最終的に、取引先3社からの売掛債権である500万円を買い取る契約を締結O社様からのお申し込みが午前中であったことと、提出書類のスムーズな提出もあり、着金までの流れを即日中に完了できました

O社様のように、取引先にファクタリングの利用を知られることなく契約を交わしたいとご希望されるお客様は多数いらっしゃいます。

当社では、一般的に高額とされる2社間ファクタリングの手数料についての交渉にも柔軟に応じますので、ご利用をお考えであればぜひ一度ご相談ください